怪我をしないで健康な体づくり

実家で一緒に暮らしている、おばあちゃんと毎日していることがあります。それは柔軟体操です。夜のお風呂上がりに、おばあちゃんのお部屋にお邪魔しては、畳の上で柔軟体操。二人で「いーち、にーい、さーん…」と数を一緒にかぞえています。
 そもそも、柔軟体操を始めようと思ったのは、おばあちゃんが一度ねんざしたときでした。おばあちゃんも歳なので、「ねんざが癖になると困るわね」なんて、お母さんに言われていました。確かに高齢者のねんざが、いずれ骨折になってしまい、そこから寝たきり生活…ということもありえます。これはマズいなぁと思っていたとき、ふと中学生時の保健体育の授業を思い出しました。
 「どうしても、人間は走るとか、跳ぶとか、筋肉を縮める動きを重視しがち。でも、本当は柔軟な体がまず必要。よく伸びる体ほど、よい成績が出るし、なによりも怪我をしなくなる。足首などが硬くなるから、ねんざするんだよ」。保健体育の先生の言葉です。また、高校の運動部の顧問の先生も同じようなことを言っていました。
 そういえば、おばあちゃん、柔軟体操なんてしてないだろうなぁと思いました。いや、私だって、大学入学以降、柔軟体操なんてやってない。試しに立位体前屈をやってみる。床が…遠い…。と、いうわけで、おばあちゃんのねんざが良くなってから、一緒に柔軟体操をしています。おばあちゃんは思いのほか、体がかたく、驚きました。それでも毎日していると、柔らかくなるもので(とくに20代の私)、いろいろと体にも変化が現れ始めました。まず、おばあちゃんは、前回のねんざから、まだねんざをしていません。あと「歩きやすくなった」「姿勢がよくなった」「肩こりがましになった」と言っています。実は私などは、普段運動していないせいか、柔軟体操を始めてから、図らずとも2キロほどダイエットしてしまいました。体が軽いです。
 お風呂上がりのたった15分から20分の柔軟体操ですが、老若男女問わず、健康維持には、なかなか侮れないものです。